2010年06月17日

アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎)

ahiru.jpg たまたまテレビで映画をやっていたので録画した。だから手元にあった本も一気に読んだ。本を読んでから映画を見るというパターンが定着しつつある。

 さて、筋は相変わらずゆるゆるである。しかし、なんというか独特の美しさがある。残念ながら、この美しさは映画では表現されていない。

 本では、読者が勝手に思い込んでいるという状況が作れるが、映画ではそれが出来ない。偽の映像で観客をだます必要が出てくる。後で「ずるい!」という苦情が出そうな前半部分の偽映像は、本を読んでいるとすんなりと受け入れられるものの、少しいやな感じ。

 それでも、映画単独でも鑑賞に堪えるところは、本を読んでいるからなのか映画がよくできているからなのか・・・。もっともストーリー・テラーの主人公はそれなりにはまっているのだが、麗子さんはぜんぜん美人に見えないから困るんだが。

 どっちにしても井坂ワールドは楽しい。ヴォガネットに似ているという思いがどんどん広がっていくなぁ。

《追記》

 本と映画の違い。それは、柴犬に生まれ変わったヒロインがいいか、黒柴に生まれ変わった外人がいいかに尽きる気がする。神様をコインロッカーに閉じ込めるのが主人公なのか外人なのかよりも大きな違いのような気がする。忘れないうちに記しておこう。
posted by いなえしむろ at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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