2010年05月05日

楽園(宮部みゆき)

rakuen.jpg とても久しぶりの読書。古本屋ファンの私にとっては100円均一ではない宮部みゆきの新作だ。模倣犯とのつながりがあるらしい。期待した。

 結論から言って「がっかり」した。なぜ模倣犯の背景を再び踏むのか、なぜそのときの主役を再登場させるのかが見えない。犯罪ではなく死者へのレクイエムという見方もできるが、その色は薄く感じる。スムーズな筆運びは模倣犯よりも読みやすくテンポがいいが、パズルのピースを当てはめていく過程が雑な気がする。

 上巻読後段階では、まだピースが机に置かれた状態だ。下巻から一気にそれをあてはめていくのだが、ピタリとはまる爽快さがない。

 決して超能力者が登場するからではない。そんな筋書きは別に気にならない(何度もその手の作品読んでいるし・・・)。簡単に言えば「あっと驚くどんでん返し」ってのがない。淡々と進み、唐突でないにせよあっさりと終わる。こんな感じ。読者側の問題もあるんだろうが、期待したほどではなかったということか。残念。
posted by いなえしむろ at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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