2009年12月11日

ルパンの消息(横山秀夫)

lupsho.jpg 幕の内弁当。これまで読んだ横山作品のエッセンスが詰まっている。順序は逆なんだが、非常に緻密な作品。

 この作品の話しすぎの部分をつめて短編にしたら現在の横山作品になる。話しすぎというと聞こえが悪いが、とにかくすべてがきちっと収まる立て付けのよい家具のイメージ。

 デビュー作にして最高傑作と呼んでもいいだろう。あまりに数学的に過ぎるきらいはあるものの、横山作品の原点と呼ぶにふさわしい最高な作品だ。よかった。

 確かに設定には無理がある。非現実的だ。しかし、それを凌駕する登場人物の描きがある。今そこにいるような、そんな生き生きした人物。ほめすぎだが、すばらしい。
posted by いなえしむろ at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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