2006年06月30日

さよなら、どこ・イルカ

解約・返品

docoiruka.png 解約した。

 用途を限れば、そしてボディをもう少し小さくすればいい商品になっただろう。残念だ。

posted by いなえしむろ at 08:29| Comment(2) | TrackBack(0) | いなえの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

羆嵐(吉村昭)

今度は人食いクマ

kumaarasi.jpg 実話に基づいたノベルらしい。

 山麓の閑散村をクマが襲う。人の味を覚えたクマは次々と人を食らう。

 警察も役には立たず、老いたクマ撃ち猟師がかり出され、クマを成敗する。

 猟師はその後も別のクマを撃つが、やがて消えるように世を去る。

 村は消えることがないクマの話により過疎化が進み、人は村を去る。

 目の前で展開されているような、映画を見ているような作者の筆力が、本作では裏目に出るほど凄惨な描写が続く。

 テーマはどこにあるんだろうか。クマ撃ち猟師が主人公なんだろう。クマを撃つときだけは精神を集中し的確な行動で目的を果たす。撃った後は酒におぼれ、人とのつきあいすら拒否する。

 極度の緊張と弛緩。その緊張が忘れられずに、またクマを撃ちに行く。現代にも通じるような、こんな人生を作者は描こうとしたのではなかったか。
posted by いなえしむろ at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

X-MEN:ファイナル ディシジョン

期待のX-MEN3だ!

xmen3_wolverine.jpg 原題は The Last Stand。邦題は「最後の選択」。

 原題のほうがいいよなぁ。なぜ変更? 最後という言葉にこだわった人がいるんだろうな。

 Final or Lastどっちも最後なんだが、なかなか英語の語感を日本人に伝えるのは難しいということか。

 かなり気合いが入った公式サイトはXGAじゃないとうまく使えないようなのが残念。ノートのSVGA画面では下の方にスクロールできない。

 ストーリーは前作で謎の死を遂げた美人ミュータント・ジーンが復活することからはじまる。

 復活したのはいいんだが、至上最強のレベル5ミュータントである彼女は自身の力すら制御できず、光線目の恋人スコットも車椅子の師チャールズも殺してしまう。
(レベル5とはなんなのかの解説がないのがつらいが・・・)

 挙げ句の果てには、彼女はチャールズの元同僚で最強ミュータント(レベル3程度であり、ジーンには劣るらしい)・マグニートー率いる悪のミュータント組織に入ってしまう。至上最強なのになぜ組織に入っちゃったのかよくわからないんだが・・・。

 人類対ミュータントの構図に両者の平和的共存を図る X-MEN が加わる。結果的に弱っちぃ人類は蚊帳の外で、悪のミュータント対X-MENとなってしまう。

 ラストで再びジーンは主人公ローガンに殺されてしまうのだが、次回作 X-MEN4 がでないかなぁと期待してしまうのは私だけではないだろう。
posted by いなえしむろ at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

緋色の研究(コナン・ドイル)

シャーロック・ホームズのデビュー作

hiiro.jpg 作品そのものは文体がくどかったりしてこなれていない。それに下手に長い。

 しかし、これは紛れもなくホームズのデビュー作品だ。

 1887年の発表だから、古典も古典も大古典だ。

 ところでなぜ「緋色」なのか。「研究」なのか。単刀直入にはほど遠い深遠な意味がここにはあるようだ。懲りすぎだな、このタイトル。

人生と言う無色の糸の中に殺人と言う名の真っ赤な糸が混じっている。それを手繰り寄せ1インチ刻みにして人前にさらけだすことがぼくらの仕事だよ。(by ホームズ)
posted by いなえしむろ at 12:35| Comment(4) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

田んぼの先客

今日は大きな鳥が先客

ta02.jpg 光学3倍のコンデジしか持っていなかったのでショットが悪く、判別できない。

 なんという鳥だろうか。かなり大きな鳥。眼に黒いラインが入っていたように思う。羽を広げると1mをはるかに超す大きさ。

 帰ってからinternetで検索してみると、アオサギだそうだ。

 広い田んぼを一人で占領して、タニシやカエルを食べているんだろうな。今度は、望遠レンズを持って行くことにしよう。

ta01.jpg
posted by いなえしむろ at 16:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

M:i:III

ミッション・インポッシブル・3

mi31.jpg 最新作

 007亡き後のスパイ映画界(あるかなぁ?)を支える名作シリーズ最新作。

mi32.jpg 今回は、主役のイーサンだけではなく、チームの描写(=脇役)にも力を入れているのがよくわかる。

 確かに少数精鋭の魅力的なチームだ。

 筋としては、いきなり主役イーサン(トム・クルーズ)の妻が射殺され、あっという間に引き込まれる展開はさすがだ。

 犯人はすぐにわかってしまうのだが、それでもアクションとスピードが荒さをカバーしている。脇役の描写がもっとあっても良かったかなと思う。取り立てて有名な俳優ではないんだろうが、いい味を出しているから。

 ラストはあまりにもあっけなく消化不良そのものなのがきわめて残念だが、それはそれで余韻があるんだろうか? 私にはその意味が理解できなかった。予算が足りなかったわけではないだろうし、ちょっと不満のエンディングだ。

 もしかしたら、これは M:i:W で解消されるのかなぁ。
posted by いなえしむろ at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月24日

いくぜ、超望遠1000〜3000mm

いったい何に使おうか

vang1.jpg お遊びだ。使い道がない。

 台湾VanguardSR-732」。1000〜3000mmをいったい何に使おうか。

vang2.jpg とにかくこの長さだ。

 しかも暗いから三脚必須。フルマニュアル運用が必須だし、当面は使い道がないな。

ISO400時の目安
倍率焦点距離F値シャッター
15×1,000mmF161/500秒
30×2,000mmF321/125秒
45×3,000mmF481/60秒



posted by いなえしむろ at 19:30| Comment(3) | TrackBack(0) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田んぼ探検隊

週末は田んぼ通い

tanbo2006.jpg

 ここのところ週末になると近所の田んぼを三女と荒らしている(ごめんなさい)。

 タニシ、ホウネンエビ、オタマジャクシが豊富だ。

 先日採ってきたホウネンエビはパワステさんの危惧の通りに全滅。大丈夫だと思ったのだが、オタマジャクシの食欲は強かった。

 ということで今回も10匹程度採ってきた。先週と比較すると少なくなった気がする。別水槽で特別管理体制だ。

jumbo_tanisi.jpg 稲に変なものを発見。

 イチゴのように真っ赤できれいな卵塊だ。

 実はこれは、年間総卵数が個体あたり2,400〜8,600にもなるという外来種ジャンボタニシの卵。

jumbo_tanisi3.jpg こいつはかなりの悪者らしく、大阪府では特定凶悪犯罪者扱いだ。

 確かにその名の通り驚くほど大きく活動が活発なタニシだ。

jumbo_tanisi2.jpg しかし、凶悪犯罪者ということだし、寄生虫もいるとのことだから、田んぼを(勝手に)借りているわが身としては、ここは駆除のお手伝いをすることにしよう。

 この後は数10尾を踏みつぶしの刑に処すこととした。

jumbo_tanisi4.jpg ジャンボタニシの本名は「スクミリンゴガイ」というらしく、けっこう研究が盛んだ。

 ここがわかりやすいのでブックマークしておこう。
posted by いなえしむろ at 13:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アンダーワールド2 エボリューション

ノリノリでいい感じ

uw2.jpg ヒロイン(ケイト・ベッキンセール)は相変わらずクールでかっこいい

 系図が理解しにくいことをのぞけば筋は単純だし、楽しめる作品だ。(リンクはsonnyさんから)


 Webでは詳しい前作との関係が見れる。つまり連続した完全な続編なので、前作を思い出してから見ないとすぐに落ちこぼれるので注意。かくいう私もせっかく復習してから2に臨んだはずだったのに、前半はかなり混乱した。

uw_evo_01.jpg


 ヒロイン・ドリブンの映画だが、このスピード感が維持できれば3作目も楽しいものになるだろう。
posted by いなえしむろ at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月23日

破船(吉村昭)

久しぶりに吉村昭

hasen.jpg およそ8ヶ月ぶりの吉村昭。1982年の作品。

 淡々と進むタッチはいつもの通り。しかし今回はすごい色やにおいが浮かんでくる感じがする。

 まさに、目の前で物語が進んでいるような、そんな迫力ある筆遣いだ。

 貧しい漁村にとって、難破した船の積荷は宝。難破を誘うが最初の冬は何もなく、次の冬は仕組まれた難破でたくさんの宝が(非合法的に)村に入り、3回目の冬では逆に村民が天然痘ウィルスに冒されてしまう。

 当時は不治の病である天然痘患者を船に乗せて送り出すと言うことが行われていたのだろうか。たぶんそうなんだろう。その船が漁村の近傍で難破したことが漁村の不幸だ。偶然なんだが、それが村の生死を決めてしまう。

 宝を得ることもあれば、不幸を得ることもある。本作ではぎりぎりの貧しさの中で暮らす漁村の風景が赤裸々に描かれている。それとともに、不条理な世界がそこに立ちはだかっている。

 不条理が不条理でないような世界、虚構のようで虚構ではなくれっきとした真実の世界不思議な世界だ。それをこれほど目の前に展開する吉村昭の力は本当にすばらしい。久しぶりに文学に感動した作品だ。吉村作品の中で私のベスト3に入るな、これ。
posted by いなえしむろ at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

Skype無料通話、eoミニゲーム

ネットで暇つぶし

 SkypeWindows Live Messenger を意識してか「10分間無料電話」をはじめた。

 同時に Skype 2.5正式リリースされたようだ。最近使っていないのだが、新しいものはいつも楽しみだ。

 ついでに、なかなか軽くて暇つぶしになるネットゲームを発見。5/5をクリアするためには、ちょっとした集中力が必要。こんなミニゲームほかにもないかなぁ。いい暇つぶしになる。

 さらについでに、記事ページにeo君キーボードダンスってのを入れた。キータッチにあわせて変なキャラが踊るというもの。これは余分だけれどね。
posted by いなえしむろ at 15:35| Comment(2) | TrackBack(0) | いなえの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月21日

どこ・イルカは発展途上

発展途上のサービスだね

 本日どこ・イルカは朝からサーバがダウン。もちろん、Webでの案内はない。

 どうしたかというと「お知らせメールでお伝えした」とのこと。つまり、お知らせメールを受信しない設定にしていたら情報は入らない。かくいう私も午後になって電話をかけて、ようやく事態を把握した次第。

 「お知らせメールを受信しないと情報が入らない」という事前のアナウンスは特になかったことを考えると、セキュリティを売り物にする会社がこれではお粗末だわな。

 電車通学をしている子どもなら便利なギアだと思ったのだが、会社の体質が悪い。毎月千円ちょっとなんだから、ある程度のリスクは覚悟しなさいよってところなんだろうがねぇ。

会社そのものが発展途上だから仕方ないか
posted by いなえしむろ at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | いなえの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月20日

今日は休暇でカレー&キッズケータイ&SD

PTA行事にかまけて

 朝から小学校で親子行事。キャタピラ競争で疲れたので、日本橋に行くことにした(必然性はないと自分でも思う)。

docomoets.jpg まずは、DoCoMoキッズケータイだ。

 購入店は前と一緒S-CUBE日本橋(06-6633-9701)。色はミント。価格は0円

 GPS性能に期待したい。レポートは後日。乞うご期待。

marua0.jpg 続いていつもの通りまる栄にて昼食を。

 そもそもこの看板通り、そば屋だ。

 従って、カレー丼以外にもざるそばとかそば定食とかほかにもいろいろとある。

 くわえて今晩のわが家がカレーだとわかっていたけれど、やはり今日もカレー丼を選択してしまった。

marua2.jpg やはりここのカレー丼は最高だ。

 うまい雰囲気が写真で伝わるかなぁ。無理だろうなぁ。


marua1.jpg


AC_foma.jpg 続いてFOMAの充電器を買うことに。

 結局、100円均一のザ・ダイソーDDスクエアなんばなんさん通店が品揃えも多く満足。これが100円とは信じがたいなぁ。

 ま、ついでにとごちゃごちゃ不要なものを買っているので総額は千円を超えているんだが。


SD_yasu.jpg 最後は衝動買い@ETS(06-6634-1202)

 512MBのSDが980円。この価格なら買ってしまうでしょ、ふつう。


《エピローグ》

0620.png 不評の「どこ・イルカ」はここでは完璧に期待通りの性能を発揮した。

 自宅を出発してから天神橋筋六丁目駅まで、ちゃんと私の行方を追っている。

 やはりこうして電車通学をする子どもには非常に有益なギアなんだなぁと痛感した次第。

 さて、わが家の方は残念だがサクっと解約しようっと。
posted by いなえしむろ at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | いなえの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田んぼの生き物

ホウネンエビは恐竜?

hounen-ebi.jpg 日曜日(父の日)の話。

 三女と田んぼの探検隊(おたまじゃくし探し)をしているときにホウネンエビを発見した。田んぼですいすい泳いでいる。

hounennebi.jpg さっそく持って帰って水槽で飼うことにした。餌は乾燥赤虫だ。

 三女はこいつを「恐竜」という。語源は不明。

 実際にはホウネンエビは fairy shrimp という。人気が出ないのが不思議なくらいかわいい妖精のエビだ。

 逆さまになって泳ぐ様や、緑・オレンジなど色とりどりの姿は、飼育は困難だがうまくいくと楽しいエビの代表でもある。今のところ、エビたちは小さなオタマジャクシと元気に狭い水槽で共同生活を営んでいる。

gimu.jpg 生き物ついでに最新のハムスター。

 名前はギムキム・ポッシブルからとったんだそうな。とても元気なゴールデンハムスターだ。
posted by いなえしむろ at 08:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月19日

ポセイドン

きれいなツインリードギター

pose2.jpg ピカピカの最新作。CGが限りなくきれい。

 しかし、筋は主役が2人いるようでツインリードギターっぽい。中途半端

pose1.jpg CGの美しさはさすがの一言。実写との境もあまり見えないし、とけ込んでいる感じだ。

 タイタニックと比較して映画全体の長さも短めに感じるのはとても良い。

 やはり、問題はストーリーだろう。先代ポセイドン・アドベンチャー越えることはできなかったと思う。

 生きるために生ける友を蹴り落とすと等の生々しいシーンがある。それが伏線かと思ったのだが、そのまま特に何もなく最後まで進むのは少し映画っぽくないな(少なくとも日本的ではない)。

 ふつうこんなシーンがあれば、友を見捨てて生き残った奴は大きく改心するか、天罰が下るものなんだが。

 ま、極限ではこんなことが当たり前なんだというメッセージなんだったらそれはそれなりに納得なんだけれど、そうならそうで、子どもを助けたりとか少し甘めのシーンが多すぎる気がするなぁ。中途半端。おっと2回目
posted by いなえしむろ at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

公衆無線LANはeo継続!

うれしいニュース

 BBモバイルポイント for eo無料キャンペーン期間が今月末から9月末に延長になった。

 どうしようかと考えていたところなので、ちょうど良かった。

 それほど使うものではないのでこの無料キャンペーンがずっと続くことを祈ろう。
posted by いなえしむろ at 20:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 書斎の文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

どこ・イルカは不正確

今日の結果は散々

move.do.jpg 期待のどこ・イルカ。今日持たせた結果は右の通り。

 右の★マークが本来の目的地だから、距離にして500mも西南西にずれている

 電波状態により都市部では100m程度、郊外では500m〜1kmの誤差を生じる場合があるとのことだが、やはりだめかなぁ、PHSでは。

 サイトでは以下のような表現となっている。苦しい言い訳に聞こえるなぁ。こどもの通学で地下鉄という選択肢となると私立小学校生が対象かな。

Q.位置検索の精度はどのくらいですか?
おおむね50m〜500mの精度にて検索可能ですが、地域や電波の状況によっては1km程度の誤差が生じる場合があります。
ただし、GPSでは電波が届きにくいといわれる屋内や地下鉄ホーム・地下街などでも位置の検索が可能です。


20060619iruka.png ちなみに帰りはちょっとだけマシかな。

 往復は同じルートを通っているんだから、同じ道順を示すのが当たり前なんだが・・・。

 約10分ごとの自動追尾だから、あまり短い距離だと意味無いかも。自転車でテニスの練習にという次女の用途には無理だな。

2006061902.png ということでテニスを実験してみたが結果は悲惨。

 いい感じでアーチェリー場(テニス場)までいった感じだが、最終が北消防署北北東付近に戻っている。

 価格的には魅力あるPUSHタイプのツールなんだが残念だ。
posted by いなえしむろ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | いなえの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SF九つの犯罪(アイザック・アシモフほか編)

SFでもミステリーは成立する

sF9.jpg アシモフはミステリーが好きだ。SFというジャンルではミステリーは難しいという一般論を駆逐することが好きだといった方が自信家アシモフの正確な記述かな。

 そもそもミステリーはその結末で読者を裏切ってはならない。探偵の特異な才能のみが知りうるような事実から犯人を当ててはいけない。シャーロック・ホームズも反則すれすれとの見解をアシモフは持っている。

 正統派SFミステリー傑作集誕生の経緯はこんなところか。

 SFだってちゃんとしたミステリーを構築することは可能なんだという思いを込めた作品もあるが、今回の作品は自身の作品を含む数多くの様々なスタイルのミステリー傑作集である。

 この短編集は、アシモフがほかのミステリーを執筆していた頃の出版のようだ。珍しい作品集のようで、古本屋でゲットしたのはラッキーだったかな。

 作品は以下の通り。オリジナルは13編らしいが、量の問題で日本語訳は9編になったそうだ。
  • 序:SFという宇宙(アイザック・アシモフ)
     ご存じアシモフのうんちくだ。自信家丸出しの答弁が楽しい。

  • ハードボイルド探偵:デトワイラー・ボーイ(トム・リーミイ)
     吸血鬼物語だが、しかけはオカルトっぽいなぁ。ラストが文学的であるほかはSFってジャンルじゃない感じがする駄作

  • オカルト探偵:イプスウィッチの瓶(ランドル・ギャレット)
     これも魔法やらなんかが出てきて、まさに眉唾。反則そのものって感じで、半分以上読み飛ばし。

  • フーダンニット:とどめの一撃(ジャック・ヴァンス)
     フーダンニットは、Who Done It?。誰が犯人かを捜すジャンルのミステリー。スタートレック風でSF色も濃い佳作だ。

  • ホワイダンニット:グリーン・カー(ウィリアム・F・テンプル)
     Why Done It?。なぜひき逃げ事件が起こったのか。深海で進化を遂げた亜人類が犯人かもしれないというラストは反則っぽいがSFっぽくていいだろう。

  • 倒叙:歌う鐘(アイザック・アシモフ)
     コロンボ風の最初に事件ありきというスタイルが倒叙。犯人がわかっているので、読者は楽だろう。さすが御大らしく無難なまとめがスマートだ。

  • 密室:アーム(ラリイ・ニーヴン)
     「リングワールド」のニーブンがひねった密室殺人。時間を500倍に加速するフィールドというアイデアはまさにSF風だが、ひねりすぎてわかりづらい。

  • 暗号:マウスピース(エドワード・ウェレン)
     とあるギャングが死に際に残した意味不明のうわごとを40年後に解明しようとする主人公。そのパートナーは電子頭脳化したギャングだったという設定。

     なかなかおもしろいのだが、いかんせん長すぎる。また言葉遊びが多く、日本語に訳しきれない。短編に組み直せばいい作品だ。

  • 裁判:ハウ=2(クリフォード・D・シマック)
     ロボット犬の代わりに届いた最高級ロボットの試作品。そのロボットはどんどんほかのロボットを作り上げ、帝国を築くようになるって話。

     アシモフ流に短くすればいい話だと思う。かなりいい線いっているんだが、ちょっと長すぎる

  • 刑罰:予定犯罪者(ウィリアム・テン)
     事前に50%割引の刑罰を受け、合法的に殺人を許可されるという発想・着想・仮説がとてもユニーク。

     殺そうとしていた敵が直前に死亡していたり、殺そうと思っていなかった友人・知人・親族から懺悔を受けるとか、SF色はほとんど無いもののとてもおもしろい作品だ。

posted by いなえしむろ at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月18日

父の日、ハチの日

一人で守ってみせる

8no41.jpg ベランダにハチの巣ができた。

 小さな巣だ。でも、1匹が常時待機し巣を守っている。きっと父なんだろう。家族を守っている。

 レンズを近づけると羽を立てて威嚇してくる。

8no42.jpg 家族を捜すと、巣に1匹だけいた。かわいい子どもだ。

 巣を除去した後、お父さんハチはずっと周辺を探していた。なんだかとてもかわいそうになった。

今度は
もっといいところに
巣を作ってもらいな。

posted by いなえしむろ at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月17日

どこ・イルカ?

2週間の無料試用

 試しに申し込んでみたら、さっそく到着した。

 どこ・イルカとはWILLCOM網を使って位置情報を把握するという見守り型サービスだ。

 こどもがイルカくんを持ち歩くかどうかが鍵となる。明後日(月曜日)から試してみよう。

iruka_navi.jpg


《参考》今日の実験結果

 車で通学路を往復した感じでは、精度が悪いようだ。所詮PHSだからこんなものかもしれないが・・・。GPSタイプにすべきかなぁ。

di_drawMovementMap.do.png
管理画面から「最終位置情報」
posted by いなえしむろ at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | いなえの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2倍テレコン購入

性能はそこそこ

teleplus.jpg Kenkoのデジタルテレプラス PRO300。中古で7千円ほどだからそこそこだ。

 一気に2倍になるから、写真のTAMRONレンズとの組み合わせだと600mmとなる。

 ただし、以下の注意書きがある。
マスターレンズの開放F値が1.4倍はF4、2倍はF2.8より明るいレンズの場合のみAFでのピント合わせが可能です。

 要するに安物の暗い望遠レンズではAFは使えないと言うこと。ま、いいか。

 試しに2,3撮ってみた。

tele_man.jpg 1kmほど離れているマンションを撮ってみた。電線越しの割にはまぁまぁかな。

 今日は雨だしこんなものかなと納得。

tele_suzume.jpg 道を挟んですぐ先にいるスズメを激写(?)。

 600万画素が泣くような解像度の低さだ。これは元のTAMRONレンズが悪いのか、それとも2倍テレコンが悪いのか。

 ま、まだまだ楽しんでみよう。
posted by いなえしむろ at 16:15| Comment(4) | TrackBack(0) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月15日

P901iTV で動画を見る

映画はNGだが、使えないわけではない

 この手の作業ではデフォの携帯動画変換君を使わせていただいて、まずはパソコン上で動画を変換する。

 設定方法も準備されているので作業は簡単だ。最後に「適切な」(「適当な」ではない)フォルダに動画をリネームして登録してやればOK。いたって簡単に動画を再生することができた。

SANY0003.JPG しかし、問題は縦位置でしか再生できないこと。

 つまり、横長画面では再生不可能。となると横長の映画、しかも字幕タイプだと完全にアウト! 

 写真ではわかりづらいだろうが、縦位置での表示ということは、ただでさえ狭い携帯電話画面の上半分しか使えない

 結局、動画再生機能はテレビ番組の録画を見る程度にしか使えないことがわかった。ほかの携帯なら、横位置でも見れるのになぁ。残念。ま、もともとの目的ではないのでいいか。
posted by いなえしむろ at 13:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 書斎の文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月14日

地デジ対応FOMA「P901iTV」購入

久しぶりの携帯電話

p901itvs.jpg 結局買ってしまった。P901iTV

 ドコモショップ日本橋4丁目店S-CUBE日本橋(06-6633-9701)でACアダプタ込みで27,000円ぽっきり(初期費用は別途)。

 地デジのアンテナ強度測定器として、おサイフケータイの実験機として使うことにした。iモードは不要だったが、おサイフケータイに必須とわかり、帰る直前で契約。

 良かったのは電話番号の下4桁が選択できる(有料で300円)こと。ママの携帯と番号を統一。これで覚えやすい。

 ボディがでっかいこと、電池の持ちが悪いこと、思ったよりも地デジが快適にみれるシチュエーションが少ないこと(通勤は地下鉄が多いからなぁ)が誤算。

 地デジはおまけとしても、おサイフケータイの方は、三井住友カードiDEdyに即申し込み。

 DoCoMoのDCMXはさすがにパスしたが、PiTaPaに加え上記ふたつをおさえておけば関西圏では不自由ないだろう。楽しみだ。

しばらくは飽きずに使うことにしよう

posted by いなえしむろ at 21:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 書斎の文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイノリティ・リポート(P・K・ディック)

間違えなく最高傑作集

minori.jpg 最高におもしろかった。さすがはディック。

 トム・クルーズの映画「マイノリティ・リポート」のほかアーノルド・シュワルツネッガーの映画「トータル・リコール」の原作も入っている。

 でも最高作は「水蜘蛛計画」だ。(理由は後述)

 傑作集は別にあるが、本作こそ真の傑作集だと思うな。

 作品は以下の通り。
  • マイノリティ・リポート
     力が入っている。映画とは異なるラストが新鮮(むしろ映画のラストが原作と異なるという表現が正しいのだが)。

     2 out of 3 の概念で、3人の予知能力者のうち2人のリポートを正しいと認め、残るリポートを「マイノリティ・リポート」と呼ぶのだが、そのマイノリティに真実がある場合がある。

     多重宇宙論に立てば未来は刻一刻と変化するので、まさにどちらがマイノリティになるのかは予断を許さない。

     最終判断は人間が行うのだが、果たしてそれは常に正しい判断となるのかどうか。そんな感じのエンディングは余韻が残ってしっとりと心に残る。

  • ジェイムズ・P・クロウ
     マイノリティに続く傑作。映画化の話もあるらしい。かなり意訳or飛躍しないと難しいだろうなぁ。

     ロボットが人類を支配する地球。タイムマシンを用いて地球最高の地位に登りつけた唯一の人類が発した言葉は「ロボットたちは地球から出て行け」だった。

     ロボット無しで人類はやっていけるのだろうか? このラストもマイノリティに似ている。

  • 世界をわが手に
     このアイデアはディック作品にたびたび出てくる。昇華し損なったアイデアかもしれない。その意味でイマイチかな。

  • 水蜘蛛計画
     設定がおもしろい。止まらなくなった宇宙船を止めるために、20世紀の予知能力者の力を借りようとする未来人。

     過去に戻って連れてきた予知能力者は、ポール・アンダースンだった。

     ということは止まらない宇宙船とはまさに「タウ・ゼロ」そのものだろうな。ユーモア抜群だ。

     もちろん、アシモフブラッドベリハインラインディック自身も(名前だけだが)登場する。

     ストーリーは別にしてユーモアあふれる楽しい読み物だった。

  • 安定社会
     輪廻を手段としてロボット支配社会への道を描いているが、「世界をわが手に」のアイデアの焼き直しの感じで新鮮味がない。

  • 火星潜入
     こちらも同様。小さなカプセルに都市全体を詰め込むというアイデアは、3作共通なんだが、そのアイデアをストーリーにうまく昇華しきれていない。

     技に頼ってしまって、小説としておもしろくないといったところか。特にこのミステリーっぽい作品は最初からあら筋がわかってしまうという欠点もある。

  • 追憶売ります
     ご存じトータル・リコールの原作。主人公は、希望する記憶を買って手術を受けようとしたとたんに希望する記憶が現実のものであったことに気付く。どっちが本物かわからないという感覚はディックならでは

     さらに記憶を整理しようとすると、最下層からより恐ろしい真実の記憶が出てきたといったあたりのエンディングは映画よりすっきりしてわかりやすい。

posted by いなえしむろ at 13:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

今日のお買い物

上海問屋

50153-0.jpg まずは次女が楽しみにしている音楽プレーヤー

 SDならいっぱい余っているので差し替えて使えるだろう。けんかをおそれて2つ購入。

47607-2.jpg せっかくなので、Bluetoothアダプタも2つ購入。

 FLさんと同じものだしマニュアルもあるので使い方は迷わないが、当面使い道がないのが難点。
posted by いなえしむろ at 14:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 書斎の文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

シャーロック・ホームズ最後の挨拶(コナン・ドイル)

Let It Be後のビートルズ

hmz_saigo.jpg 正当派短編集だが、すでにピークを過ぎた後の作品集であることは間違いない。

 切れ味鋭くという部分も見えるが、それは一部になってしまっている。

 残念ながら、後期ホームズ作品全体を流れる惰性の雰囲気はここでもみられる。

 作品は以下の通り。
  • ウィステリア荘
  • ボール箱
  • 赤い輪
  • ブルース・パティントン設計書
  • 瀕死の探偵
  • フランシス・カーファクス姫の失踪
  • 悪魔の足
  • 最後の挨拶

posted by いなえしむろ at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月08日

シャーロック・ホームズの叡智(コナン・ドイル)

B面特集

hmz_eiti.jpg 「シャーロック・ホームズの冒険」「思い出」「帰還」「事件簿」から製本上の都合で割愛した作品つまりB面を集めたのがこれ。

 つまり原作にはない作品集であると同時に新潮文庫では最後の作品集だ。

 B面だけあって・・・と思うのは先入観?

 それにしても「昭和30年発行、平成13年5月20日87刷」ってのがすごいなぁ。重みあるなぁ。

 作品は以下の通り。
  • 技師の親指
  • 緑柱石の宝冠
  • ライゲートの大地主
  • ノーウッドの建築士
  • 三人の学生
  • スリークォーターの失踪
  • ショスコム荘
  • 隠居絵具屋

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2006年06月07日

われはロボット(アイザック・アシモフ)

名作中の名作

IRobot.jpg アンドロイドの次に読むとすればこれしかない。続編もある正統派ロボット小説だ。

 訳に多少手を入れた決定版が手元になかったのが残念だが、オリジナルの味は訳で大きく変わるものではないと信じよう。

 作品「証拠」は次期市長選有力候補がロボットかどうかというプロット。電気羊の出発点かもしれない。

 ディック同様にロボットをモチーフにしているが、主題は人間性だ。ロボットを取り巻く人間たちの喜怒哀楽がテーマといってもいいかもしれない。

 作中、ロボットは「それ」ではなく「彼」と表現される。「1体」ではなく「1人」と表現される。その訳し方がいいとは思わないが、アシモフ作品の暖かさが訳者をしてそうさせるのだろう。

 ロボット心理学者スーザン・キャルヴィン博士の語りというスタイルでオムニバス形式でつながっている作品は以下の通り。
  • ロビイ
     子守ロボットロビィの話。必要なくなったときは?と余韻を残すトイストーリー2を思わせるラストがいい。

  • 堂々巡り
     ロボットの3原則を使った頭脳派ミステリー。イマイチかな。

  • われ思う、ゆえに…
     ロボットが自我を持ち人類を低能な種族であると見るようになる。ロボットの神は動力炉だったりするんだが、それでも地球は回るんだからいいか的な軽いエンディングが最高。

  • 野うさぎを追って
     もひとつ謎解きが気に入らない。まぁそんなこともあるのかなって程度。

  • うそつき
     秀作。ロボット3原則を題材に、人間性とは何かを問う傑作ともいえる。人間を守るために嘘をつかねばならないロボットの末路があまりに哀れだ。

  • 迷子のロボット
     3原則をテーマとしたミステリー。なかなかおもしろいが、解決のキーが時代遅れ。

  • 逃避
     ひとひねりの工夫は認めるが、イマイチかな。

  • 証拠
     選挙の立候補者は人間かロボットか? 結論はなくそのまま立候補者は当選するのだが、とうとう指導者までがロボットになる(かもしれない)という近未来を暗示する本作は次の「災厄のとき」同様にセンセーショナルな位置づけだ。

  • 災厄のとき
     作品中では「マシン」と表現される大型コンピュータが登場する。政治を経済を支配する大型コンピュータ。それにもやはり3原則は適用される。「証拠」と並びセンセーショナルかつシンボリックな作品だ。

おもしろかった!
posted by いなえしむろ at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

やっちまった衝動買い

デジカメ増殖中

DMX-C1.jpg サンヨーのDMX-C1

 旧型のバーゲンセールで購入。税送料込みで16,350円ちょっと高めだな。

 購入理由? 今日は060606だからさ。
posted by いなえしむろ at 22:14| Comment(8) | TrackBack(1) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(P・K・ディック)

やはり不朽の名作

denkihituji.jpg 説明無く設定される未来社会に加え、決してすっきりしないエンディング

 ディック作品はいつもこんな感じだが、それでも本作はまだまとまっている方だ。

 悩んだ末に主人公が安らかに自宅へ戻るハッピーエンドもいい感じ。

 火星から地球へ密入国してきたアンドロイドの抹殺が主人公の仕事。業務遂行途中でアンドロイドへの感情移入があったりするのだが、作品のテーマは「人間性」にあると思う。

 アンドロイドと人間の違いは感情移入できるかどうか。アンドロイドは同じアンドロイド同士でも虫に対しても、もっといえば自分自身に対しても感情移入ができない。死への恐怖というか生への執着が希薄なのである。もっともそれだけ人類は生への執着が強いということなんだが。

 対する人間はその逆であると描かれるわけだが、最近の日本の犯罪事情を見ると、この意味での人間が少なくなってきている気がするなあ。
posted by いなえしむろ at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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